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首相が国益を損なっているのではないか
しがNPOセンター 代表理事 阿部 圭宏 愛国者として知られる高市早苗が総理大臣になって1ヶ月が経った。発足当初の内閣支持率は非常に高く、予算委員会で問題発言をしたにもかかわらず、相変わらず高水準の支持率を保っている。 臨時国会での所信表明では、中国は重要な隣国であり、建設的かつ安定的な関係を構築していく必要を説き、経済安全保障を含む安全保障上の懸念事項の存在を認めながらも、日中首脳同士で率直に対話を重ね、「戦略的互恵関係」を包括的に推進すると述べた。 (筆者撮影:常夜灯 びわ湖ホール裏のなぎさ公園にて) こうした所信表明演説によって、結果的にAPECでの習近平との首脳会談が実現した。中国側も高市が案外冷静に対応していると、よい評価をしたのだと思われる。ところが、翌日には、APEC首脳会議に参加している台湾代表と会って、握手している写真を自身のXに投稿した。これで中国側の高市評価が下がり、それにトドメを刺したのが、予算委員会での
代表 しがNPOセンター
12月1日読了時間: 3分
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