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執筆者の写真代表 しがNPOセンター

【開催報告】まちづくりスポット大津プレ講座「私のできることの見つけ方」第1回

11月末にオープンする「まちづくりスポット大津」のオープンプレ講座として行っている連続講座「私のできることの見つけ方」。

9月13日(金)に、その第1回目となる「活動のはじめかた」を開催しました。


日 時:2019年9月13日(金)10:30~12:30

場 所:びわ湖大津館215号室

講 師:菅谷 寛子さん(おてんとさん代表/八日市おかえり食堂)

参加者:23名(内訳:一般13名、関係者5名、スタッフ4名、講師1名)

主 催:認定特定非営利活動法人しがNPOセンター

後 援:大和リース株式会社・大津市







菅谷さんは、東近江市八日市で「八日市おかえり食堂」という子ども食堂をお母さん仲間3人で運営されています。今回は、その取り組みを始めるに至った経緯と、長く活動を続けていくための工夫、支援の広がりについて聞きました。


取り組みは4年前に始まります。そのきっかけは、テレビで見た近所の子どもたちを自宅に招いて居場所づくりの取り組みをされている事例から「私も子育てが落ち着いたらできるかも」と思ったことだそうです。4年前、滋賀県社会福祉協議会が運営する「滋賀の縁創造実践センター」が実施した子ども食堂のスタートアップ助成モデル事業に応募すべく準備を開始。市の社会福祉協議会や地域の主任児童委員さんなどに相談しながら団体「おてんとさん」を設立し、子ども食堂を始められました。

菅谷さんからは、活動を始めてから今まで、広報先の拡大、支援の輪の広がりなどから徐々に活動が軌道に乗っていく経過を、丁寧に紹介いただきました。


「八日市おかえり食堂」の活動で何より大切にされていることは「無理をしない」こと。継続して定期的な開催ができることを最優先して、がんばりすぎない、自分たちのできる時間で動く、運営を手伝ってくれるボランティアも気が向いたら来てもらったらよい、などのスタンスを作っておられます。運営で悩んだこともあったといいますが、「始める前から悩んでも仕方ない、どれも“おかえりの味、私たちの味”」と思うようになったとか。


自分たちだから、このメンバーだからできるこの形、を大事に、子どもたちの生きる力を支え続ける活動を大事にされていました。

お話が終わってからも会場から質問が出て、より深い理解につながりました。



後半は、ワークショップと交流の時間でした。自分のこれまでを振り返ってもらう意味で「人生折れ線グラフ」のワークを行いました。人生の充実度を折れ線グラフに表現するとともに、2本目の折れ線グラフに「自分の大事なこと」や「自分の関心につながる要素」などを設定してグラフを重ねます。




悩みながら書く方もあれば、どんどん書き進めていく方もあり、作業の様子はそれぞれでした。全員がグラフを仕上げ、小グループでの交流を行いました。十人十色の人生模様が記されたグラフに、各所で盛り上がり、楽しそうな声が起きていました。

最後は振り返り、2軸の重なりを見ながら、自分自身の大切にしてきたこと、心の余裕、充実感の背景などを改めて見つけ、思わぬ気づきにつながったようです。






アンケートからも好評な声が見られました。

多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。


第2回は10月3日(木)に開催しました。

また報告を載せさせていただきます。

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