●実施団体名:一般財団法人滋賀県青年会館
●取り組み:子ども・若者未来プロジェクト
●開催日::2024年2月18日(日)
●体験プログラム:スポーツ体験(水上アクティビティ)と芸術体験(琵琶湖グラスワークショップ)
●開催場所:滋賀県青年会館
●取組みについて知りたい場合の問合せ先:077-537-2753(担当:高原)
レポート:『唐橋すまいるフェスティバル』~体験・交流を通じた健全育成と、活動を通じて把握した困難さを抱える子どもの支援を図る~
2024年2月18日(日)、瀬田唐橋の中之島にある滋賀県青年会館にて唐橋すまいるフェスティバルが開催され、親子連れを中心に延べ150名を超える多くの参加者が集まりました。参加する子どもたちの年代は、未就学児から中高生までと幅広かったです。
プログラムは水上アクティビティ(日中随時受付)と琵琶湖グラスワークショップ(午前・午後の二回開催)があり、多くの方が時間を調整して両方を体験していました。
水上アクティビティではビッグサップ・ウォーターチューバー・アクアポタリング(水上自転車)の体験が行われました。
ビッグサップ体験の様子。最大8名までライド可能です。
アクアポタリング(水上自転車)とウォーターチューバー体験の様子。水の上を駆け回る感覚を楽しめます。
会場には参加者が暖をとるためのテントサウナも用意されていました。
体験中はNPO法人琵琶湖ローイングCLUBのメンバー及び11名の専門スタッフがサポートしてくれているので、参加者はみなさん安心して楽しんでいる様子でした。
琵琶湖グラスワークショップは屋内スペースで行われました。環境問題を学んだうえで、琵琶湖ゴミのひとつである漂流ガラス(琵琶湖グラス)をヘアピン・缶ペンケース・フォトフレームのいずれかに飾り付けるという内容です。参加者は午前・午後とも定員15名に達していました。
講師は、漂流ごみを価値のあるものにする「アップサイクル」に取り組む南あきさん。序盤は環境問題について、琵琶湖の潮流の影響で彦根市や長浜市などの沿岸にたくさんの漂流ゴミが流れついていることや、漂流ゴミにより傷つく生物がいることなど興味深いお話がありました。
これが琵琶湖グラス(漂流ガラス)。少し漂流タイル(茶碗などの欠片)が混じっています。丸みがあってきれいなのは長い間波に揉まれたからで、おそらく現代から3世代くらい前のまだリサイクルの概念がなかった時代に捨てられたものといわれているそうです。
琵琶湖グラスの由来がわかったところでいよいよワークショップです。
まず、フォトフレームの縁やペンケースの蓋に琵琶湖グラスを並べて貼り付けます。お好みで漂流タイルや貝殻のおもちゃもトッピングします。
仕上げとして、白砂をふりかけて飾りと飾りの隙間をうめる工程です。たっぷりかけた方が隙間なく埋まり、きれいにできあがるとのことです。
完成品は砂浜に宝石が並んでいるようで、あまりの仕上がりの良さに子どもたちからは感嘆の声が上がっていました。
終了後のアンケートには、「SDGSのお話が勉強になった」、「良い思い出になった」、「子どもと沢山話せて良かった」など多くの感謝の声が寄せられていました。
全体を通して、環境学習や芸術、ものづくり、スポーツなど様々な要素をコンパクトに一通り体験できるイベントとなっていました。滋賀県青年会館の担当者からは「寒い季節の開催となりましたが想像以上に反響があり、沢山の笑顔を見ることができました。またこのような機会をもちたいと思います。」と今後に向けた抱負のコメントがありました。
Commentaires