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  • 執筆者の写真代表 しがNPOセンター

⑦レポート「地域開放型教室『まなび@R』を活用した若者の活躍の場と子どもの居場所づくり」​


●実施団体名:株式会社クレオテック 『まなび@R』運営事務局

●取組み:地域開放型教室『まなび@R』を活用した若者の活躍の場と子どもの居場所づくり

●参加対象:小中学生 

●開催日・時間:体験教室   2023年度のプログラムは終了 次年度も募集予定 

        BKC自習広場 毎週水・木曜日 16:30~19:30 

        要登録(時間内は自由に利用可)

●登録申し込み:サイトの問い合わせフォームまたはメールで

        会員登録後、必要事項を連絡

●実施場所:立命館大学びわこ・くさつキャンパス

      〒525-8577  滋賀県草津市野路東1丁目1-1

●料金:BKC自習広場の利用は無料(初回登録料1,100円のみ要)、体験教室は参加費あり

●問合せ先:

  電話:077-561-5181 『まなび@R』運営事務局

  サイト:https://www.manabia-ru.jp/













 レポート:立命館大学地域開放型教室『まなび@R』


 「まなび@R」は、立命館大学のキャンパス内にある豊富な教育研究資源を活用した体験型教室で、大学の先生や学生が地域の子ども向け講座の先生となり、キャンパス内の施設を利用してスポーツの他、さまざまな学びを提供するものですが、当助成金を機会にアウトリーチ型の「まなび@R」に取り組んでおられます。多様な団体と連携し、子どもたちがより参加しやすいようにプログラムを学外に持ち出すものです。

 本年度は4種類のプログラムを実施されましたが、そのうち2月10日にキラリエ草津で開催された立命館大学薬学部の学生団体と理工学部共催の2つの講座をご紹介します。

 「カードゲーム・ハーバリウム作りで漢方をたのしく学ぼう」は薬学部活性化委員会という薬学部生で構成された学生団体の企画で、進行も学生が担います。11名の参加がありました。




 はじめにいくつかの種類の生薬を実際に手に取ったり、ニオイを嗅いだりしました。漢方薬は植物・動物・鉱物などから作られた多くの生薬が組み合わさって出来ていることを学生の皆さんから教えてもらい、その学びをカードゲームで体験しました。甘草(カンゾウ)や桂皮(ケイヒ)など25種類の生薬カードを組み合わせて、症状に合った漢方薬を作るというゲームで、子どもたちはカードを上手に組み合わせ、漢方薬が完成するとうれしそうにカードを示していました。





 次に、漢方薬で最もポピュラーな葛根湯(かっこんとう)を構成する7つの生薬を、自分好みの順番で層にして瓶に詰めるハーバリウム作りに挑戦しました。生薬を袋から出すと甘い香りや独特の香りが立ち、子どもたちは薬剤師さんになったつもりで瓶に入れてい

きました。ビーズやビー玉なども入れて、とてもきれいなハーバリウムができました。





 理工学部共催の「ものづくり体験」では、3つのプログラムを交代で行います。どれも学生の皆さんが進行役です。20名の定員は満席でした。





 3Dプリンターを使ってオリジナルネームプレートを作成するグループ、LEDで小さなランタンを作るグループ、油性インクでプリントアウトされた図柄を水につけてインクだけ浮き立たせ、オリジナルキーホルダーをつくるグループで、この3つともを体験します。

 3Dプリンターのグループでは、まずタブレットに自分の名前などのプレートデザインを表示させます。タブレットの使い方は、学校で習っているそうでスムーズです。





 作成したデータは3Dのプリンターに転送させ、少し待つとネームプレートが完成します。









 3つのプログラムを、頭と手先を使って2時間程度で作品にするには集中力が必要です。非常に細かい作業でしたが、参加した子どもたちも最後まで取り組んでいました。

 この「まなび@R」では、アウトリーチ先を広げていき、楽しい講座を行いたいと言う小中学校やフリースクールの施設の方とも連携していきたいとのことです。



 子どもたちの中には、BKC自習広場に行く子もいるそうです。後日、自習広場にも立ち寄ってみました。





 子どもたちは自転車や徒歩で来るということですが、当日はあいにくの雨のせいで、参加者数は少なめでした。学生のスタッフが常駐していて、わからないことがあると丁寧に教えてくれます。普段は15人ぐらいの小中学生が来ていて、放課後の居場所になっているようです。



訪問日 2024年2月10日、2月15日


 







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