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執筆者の写真代表 しがNPOセンター

能登豪雨水害

更新日:10月4日

  しがNPOセンター                      

                代表理事 阿部 圭宏



 1月1日の能登半島地震からの復興が遅れているのではないかというさまざまな指摘がある中、この地を豪雨水害が襲った。テレビ等の映像を見る限り、被害の様子は悲惨というほかない。お亡くなりになられた方に深く哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた方にお見舞い申し上げたい。


 これまで地震等の大規模災害に見舞われた地域がこのような形で被害を受けるケースは非常に珍しい。地震の場合は、阪神淡路大震災、東日本大震災等を経験して、南海トラフのことが話題になるなど、いつどこで起こるかわからないまでも、日本中のあらゆる所に活断層があることから、何らかの対策を日常的に立てておくべきとの認識が高まっていると言えるだろう。



(筆者撮影 街路樹の花)


 一方、大雨対策はどうだろうか。地球温暖化に伴い、日本も亜熱帯化しているという報道も多い。これまでの雨の降り方とは全く違い、線状降水帯が発生すると、洪水、土砂崩れ等の災害を引き起こす事例が多くなっている。


 今回の能登水害の悲惨な状況は、中山間地が多く平地が少ないという能登の地理的事情が大きく影響している。地震からの復興もなかなか進まない中、輪島市と珠洲市にある仮設住宅団地90か所のうち、6か所で床上浸水する被害が出た。避難所からやっと出られて、仮設住宅で今後の生活プランを考えていくという復興シナリオに遅れが生じるのは間違いない。床上浸水した仮設住宅団体の中で、洪水の浸水想定区域とされている所も含まれていたという。


 (筆者撮影 街路樹の実)


 それでも水害の場合は、洪水ハザードマップでの浸水地域内なっていないかの確認、土砂災害特別警戒区域及び警戒区域をマップで確認するなど、住んでいる地域の情報を日頃から把握しておくことで、線状降水帯の発生や特別警報などが出されたときに速やかに避難行動がとれるのではないか。


 能登では、地震以降活動を続けている団体が、水害でも活躍している。しがNPOセンターでは、能登で活動している2団体「能登福祉救援ボランティアネットワーク」と「災害N G O結」の活動を支援するため、緊急募金を呼びかけている。


ぜひ寄付をお願いしたい。



しがNPOセンターを通じての寄付




寄付先の団体のサイトはこちらからご覧になれます。


⚫️能登福祉救援ボランティアネットワーク



⚫️災害N G O結


                    

 


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