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執筆者の写真代表 しがNPOセンター

災害支援市民ネットワークしがの活動から

           しがNPOセンター

                     代表理事 阿部 圭宏


 毎年、梅雨のときには大雨による水害、土砂災害などが頻繁に起こっている。自然災害は、台風、地震、火山噴火、竜巻、大雪など多岐にわたっていて、今流行っている新型コロナ感染症もそれに加えることができるだろう。


 大規模災害における災害ボランティアの役割は、近年大きくなっていて、コロナの影響はあるものの、ボランティア抜きで災害復興はできない状況になっている。災害ボランティアを受け入れる仕組みが市町村に設置される災害ボランティアセンターである。災害が起こると、社会福祉協議会を中心に災害ボランティアセンターが設置され、ボランティアの支援を受けたい住民とボランティアをマッチングする。


こうした市町村災害ボランティアセンターをサポートするのが都道府県に設置される災害ボランティアセンターで、滋賀の場合、滋賀県社会福祉協議会が常設設置している。災害支援市民ネットワークしがの事務局を担っているしがNPOセンターは、災害ボランティアセンター運営協議会のメンバーとなっていて、災害ボランティアセンターが非常時体制に移行したときには、一定の役割を果たしたいと考えている。県の総合防災訓練にあわせて実施される災害ボランティアセンター機動運営訓練にも参加している。





 しがNPOセンターが災害支援に関わったのは、東日本大震災に遡る。縁があって、岩手県大槌町にボランティアバスを2年にわたって出した。それまで災害支援に関わったことはなかったが、これを機に、滋賀県内で災害支援を行うNPOのネットワークの必要性を感じ、災害支援市民ネットワークしがをつくることになった。


 災害支援市民ネットワークしがでは、毎年数回の研究会を開催している。災害支援に関係する最新の知見を修得するとともに、ネットワークメンバーの交流を図るためである。まだまだ、ネットワークへの理解が十分されているわけではないが、広く参加を呼びかけていくとともに、常に何をしていくのかを考えていきたい。


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