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  • 執筆者の写真代表 しがNPOセンター

⑭レポート「あしたが楽しみ『おっちゃんのおむすび商店』      ~お結びで心をつむぎ こどもが笑顔になる地域づくりをめざして~」

更新日:2月8日



●実施団体名:社会福祉法人甲南会

●取り組み:「あしたが楽しみ「おっちゃんのおむすび商店」

      ~お結びで心をつむぎ こどもが笑顔になる地域づくりをめざして~」

対象:甲賀市内の小学生など

●開催場所と時間:滋賀県甲賀市甲南町竜法師(甲南中部小学校横)、毎週月曜日朝

●取組みについて知りたい場合の問合せ先:0748-86-1020(社会福祉法人甲南会 せせらぎ苑)または seseragi@kohnankai.jp FAX:0848-86-8086

ホームページ: https://kohnankai.jp







レポート

おっちゃんのおにぎりおむすび商店

 




 社会福祉法人甲南会は、1996年3月に旧甲南町のバックアップのもとに設立され、保育所と特別養護老人ホームを基盤に、各種福祉事業を運営されています。運営の中心となっているせせらぎ苑は、特別養護老人ホーム、デイサービスセンター、グループホーム、ケアハウス、居宅介護支援センターのほか、フリースペースの事業や甲賀市学習支援事業の委託を受け、子どもの学習支援や居場所づくりにも取り組まれています。

 こうした取り組みを通じて、朝ごはんを食べられないこどもや不登校児童生徒の暮らしを見てきたことが、今回の事業を考えるきっかけになったそうです。

  

 「おっちゃんのおむすび商店」は、甲南中部小学校の隣にあった元文具店の空き店舗を活用して、週1回、子どもたちにおにぎりを提供しようとするものです。

 空き店舗には水道設備がなく、流しとトイレを整備して、活動が始まりました。11月27日がプレオープンで、12月4日から毎週月曜日に開設されています。

 12月18日に「おっちゃんのおむすび商店」を訪問しました。シャッターが開けられると、手書き看板やポップが一際目立っていました。


 




 

 朝7時過ぎには、甲南会スタッフの方に加え、ボランティアの人も続々と参加されていました。スタッフの方が1升のご飯を炊飯器で炊いて持ち込み、みんなで手際よくおにぎりが握られます。




 



 

 長机や冷蔵庫は寄贈されたものだそうです。流し台も設置されて、衛生状態も保たれています。

 この事業は、甲賀市内の多くの組織や人に支えられています。この日は、甲賀市健康福祉部長、甲賀市社会福祉協議会、甲南中部自治振興会のほか、甲南中部小学校の先生も来られていました。

 おむすび商店は、市の広報でも紹介されるなど、徐々に市内に知られるようになってきました。社会福祉協議会からは、事前に不登校の親子が訪問するかもしれないとの情報が寄せられていましたが、結局、訪問者はありませんでした。

 

 事務局長の田中さんは、「こうした居場所をつくることが大切で、徐々に浸透してくれるでしょう。フードバンク機能も併設するので、多くの人が気軽に立ち寄ってこらえるようにしたい」と力強く語っていただきました。

 

 おいしいおにぎりを多くの子どもたちが食べることで、笑顔あふれる地域づくりができるように期待しています。

(取材日:2023年12月18日)

  







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